2013年12月7日、アメリカ合衆国ニュージャージー州にあるアトランティックシティがカジノ顧客の減少で破綻の危機に直面しているというニュースがSankeiBizから届きました。
アトランティックシティといえば、ラスベガスに次ぐカジノの街として知られていて、アトランティックシティがあるニュージャージー州では全体の7割をカジノ産業から得ていると言われています。
近隣地域のカジノ施設の台頭
そして2012年のカジノ収入は約30億ドル(約3,050億円)と過去最高を記録した2006年の52億ドルを大きく下回ってしまいました。
その大きな原因の一つが近隣のニューヨーク州やペンシルバニア州のカジノ産業の台頭で、それらのカジノ施設に多くの顧客を奪われました。
(数多くのカジノホテルがあるアトランティックシティ)
カジノ会社が会社更生手続きを申請
今年の3月にはアトランティックシティのカジノ運営会社であるレベルが会社更生手続きの適用を申請しています。
そしてそれらの対策の一手としてオンラインカジノを解禁しましたが、まだ期待している成果が挙げられるかは不透明な状況です。
従来のカジノ依存の産業構造の見直しも
11月の市長選挙で次期アトランティック・シティ市長に当選したドン・ガーディアン氏は、市の財政健全化に積極的に尽力すると同時に、カジノ観光に依存したニュージャージー州の従来の産業構造の見直しにも着手する方針を掲げています。
今後の方針転換によって、アトランティックシティが新しく生まれ変わるかもしれませんね。ドン・ガーディアン氏の手腕に注目しましょう!
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