2013年12月12日、北朝鮮と中国が共同開発をしている北朝鮮の羅先経済特区のカジノが中国人の利用者で賑わっているというニュースが琿春聯合ニュースから届きました。
北朝鮮の羅先特区とは、中国・吉林省の延辺朝鮮族自治州琿春市から約50キロメートルほどの距離にある地域です。北朝鮮が外貨を稼ぐための手段として活用しているカジノで中国人を主なターゲットにしています。
過去に中国人のギャンブルが大きな社会問題に
2005年には中国人が北朝鮮でギャンブルを行うことが大きな社会問題になったことで、中国公安東京は国境地域住民を除いて北朝鮮観光通行証の発行を全面中断した経緯があります。
しかし、2010年に中国政府が北朝鮮を団体観光対象として認めると、通行証の発行が再開され、カジノを利用する中国人も戻ってきました。
(羅先経済特区にあるエンペラーホテル&カジノの外観)
ロシアとも観光協力に動く
最近では、5日程度の期間、北朝鮮の羅先経済特区に滞在してカジノを楽しむ中国人が増加しているそうです。また団体観光だけでなく、ビジネスの目的で北朝鮮に入国してカジノをする人たちも増えています。
北朝鮮はさらに観光収入を増やすため、中国だけでなくロシアとも観光協力の拡大に動いています。今後の北朝鮮の観光面での動きにも注目していきましょう。
【羅先経済特区の場所】
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