シティ・オブ・ドリームス(City of Dreams)は、2009年にマカオのコタイ地域に誕生した大型リゾート施設で、2つのカジノ施設が設置されています。
マカオ各地から無料のシャトルバスも運行されており、観光するにはとても便利なエンターテイメント施設です。
シティ・オブ・ドリームスのエントランスを入ると、とても大きなバーチャル水族館の映像スクリーンが出迎えてくれます。バーチャル水族館では、人魚が泳ぎ回る映像を見ることが出来ます。
(シティ・オブ・ドリームスの外観)
14,700平方メートルに及ぶ巨大なカジノフロア
そしてそのまま進むと、カジノのエントランスが見えてきます。
1階フロアには14,700平方メートルに及ぶカジノフロアが設置されています。
カジノフロアが広いのでテーブルに座れないということもなく、ゆったりと落ち着いて遊べます。
テーブルゲームが450卓程度、スロットマシンは合計1,500機以上用意されています。
バカラや大小(タイサイ)、ブラックジャック、ルーレット、クラップス、3カードポーカー、カリビアンスタッドポーカーなどのテーブルゲームが楽しめます。
リゾート地(IR施設)にあるということで、マカオカジノ特有の大声で騒いでいたりギラギラした利用客も少ないですね。
写真撮影はNG
カジノフロア内で写真を撮影する行為は禁止されています。
これはシティ・オブ・ドリームス内のカジノだけでなく、全てのカジノ施設における共通のマナーです。
カジノを楽しんでいる利用者のプライバシーを守るために禁止となっています。
最近はSNSの普及で、カジノで遊んでいる姿をアップしたくなる気持ちは分かりますが、そこは我慢しましょう。
実際にスマホやデジカメなどで撮影していることが気付かれると、セキュリティスタッフから画像の削除を求められます。
カジノには21歳以上から入場できます
シティ・オブ・ドリームス内のカジノフロアは他のマカオにあるカジノ施設と同様に、21歳以上から入場することができます。
このルールはマカオで定められている「カジノ入場者規範及び就業とカジノの条件に関する法案」に明記されています。
実際にマカオのカジノフロアでは、エントランスでセキュリティスタッフから年齢確認が行われます。
パスポートを用意しておこう
私たち日本人はパスポートを持ってマカオに訪れているので、パスポートを提示すればオッケーです。
明らかに21歳以上であることが分かる場合は、スタッフによる年齢確認はされません。
しかし日本人は幼く見られがちなので、30歳近くの方でも年齢確認を求められることがあります。
また、両替時にもパスポートを提示する必要があるので、スムーズに出せるようにしておくと便利です。
ドレスコードはスマートカジュアルでオッケー
シティ・オブ・ドリームスでカジノを楽しむ際に気になるのが『ドレスコード』です。
ヨーロッパなどの格式高いカジノでは、「スーツやネクタイの着用が必須」というところもありますが、マカオのカジノはそこまで厳しくありません。
シティ・オブ・ドリームス内のカジノフロアは、スマートカジュアルのキレイめの普段着でも問題なく入場することができます。
ラフ過ぎる服装はNGです
但しタンクトップに半ズボン、サンダルなどのラフ過ぎる服装の場合は、入場を断られるケースがあります。
なぜなら、周りの利用者に不快感を与えるためです。
気持ち良くカジノを楽しむために最低限のマナーと考えると分かりやすいと思います。
もちろん、あまり神経質に考える必要はありません。
あなたが日本から出国した際の服装であれば問題はないと思います。
各テーブルゲームのレートをチェック
カジノで遊ぶ際に気になるのが各テーブルゲームのレートです。
シティ・オブ・ドリームス内のカジノで遊べるテーブルゲームのレートをまとめました。
IR施設内にあるカジノということで、マカオにあるカジノの中でも少し高めに設定されています。
但し、コタイ地域にあるカジノ施設の中では平均的なレートだと言えます。
ゲーム名 | ミニマムベット | マックスベット |
---|---|---|
バカラ | 1,000~5,000HKD | 1,000,000HKD |
バカラ(VIPルーム) | 3,000~10,000HKD | 1,500,000HKD |
大小(タイサイ) | 300~500HKD | 300,000HKD |
ブラックジャック | 500~1,000HKD | 15,000~20,000HKD |
ルーレット | 50HKD | 20,000HKD |
クラップス | 100HKD | 15,000HKD |
3カードポーカー | 100~1,000HKD | 4,000~40,000HKD |
カリビアンスタッドポーカー | 300~500HKD | 10,000HKD |
5~10万円程度の予算があれば一通り遊べます
カジノで遊ぶ予算はあなたがプレイするゲームやベット額、プレイ時間などによって大きく変動します。
上記の表を見てもらえれば分かりますが、特にバカラのミニマムベット額が高く設定されています。
バカラで遊ぶ場合はミニマムベットが1,000HKD~なので、日本円に換算すると1プレイ⇒約14,000円となります。(※1香港ドル=14円で換算)
大小(タイサイ)やブラックジャックなら300~500HKDから遊べます。
一通りのゲームを体験してみたいと考えているなら、5~10万円程度の予算があれば十分だと思います。
あまり予算を用意できない場合はスロットマシンを楽しみましょう。
スロットマシンなら1ライン10円程度で遊べるので、3~5万円くらいあれば楽しめます。
VIPルームでも遊べます
シティ・オブ・ドリームス内のカジノでは一般客が利用する平場だけでなく、VIPルームも用意されています。
シティ・オブ・ドリームスのVIPルームは『Li Ying Club』と呼ばれています。
VIPルームではワンランク上のプライベート空間が用意されていて、優雅で落ち着いた雰囲気の中でカジノを楽しめます。
VIPルームでプレイするための条件は、『初回の入金額が30万香港ドルを超える』ことです。
30万香港ドル以上の入金をすると、スタッフから「VIPルームでプレイしませんか?」と声をかけられます。
但しVIPルームで遊ぶ際はミニマムベット額が一気に高くなる点は覚えておいて下さい。
ちなみにバカラのミニマムベットは3,000HKD(約42,000円)~となっています。
一般の平場よりも3倍もアップします。
【VIPルームで遊ぶ条件】
初回入金額 | 30万HKD |
---|---|
紹介・招待 | 必要なし |
クレジットカード利用可能 | VISA、MasterCard、JCB |
2階フロアはハードロックカジノ
2階フロアにはハードロックカフェが運営しているカジノ『ハードロック・ゲーミング・エリア』があります。
ハードロックカフェはハンバーガーを中心に提供しているレストランで、世界各地の主要都市に約120店舗展開しています。
レストラン事業だけでなく、ホテルやカジノ運営をしています。
カジノフロアへ向かうエスカレーターやホテル1階のレセプションコーナーに世界的に有名なミュージシャンの楽器や衣装などが展示されています。
マイケル・ジャクソンやマドンナ、マライア・キャリー、KISS、ボン・ジョヴィといったビッグネームのお宝アイテムを間近で見ることができます。
ライブ中継のバカラが大半です
1階のカジノフロアよりも狭いですが、バカラやブラックジャック、カリビアンスタッドポーカー、スリーカードポーカー、スロットマシンなどが楽しめます。
テーブルゲームや約20卓、スロットマシンは約190台設置されていますが、ライブ中継のバカラが大半を占めています。
1階フロアよりもテーブルゲーム卓数やスロットマシンの台数が少ないですが、ロック調のBGMが流れていて、ひと味違った雰囲気でカジノが楽しめます。
また、ポーカースターズが運営しているポーカールーム(サテライト会場)も設置されています。
「通常のカジノゲームよりもポーカーを楽しみたい!」と考えているなら、ハードロックカジノのポーカールームに足を運びましょう。
ハードロックカジノのレートをチェック
ハードロックカジノで楽しめるバカラ(ライブ中継)と電子ルーレットのレートは下記のとおりです。
ゲーム名 | ミニマムベット | マックスベット |
---|---|---|
バカラ(ライブ中継) | 50HKD | 800,000HKD |
電子ルーレット | 10HKD | 200HKD |
ちなみにハードロックカジノのVIPルームは1,000HKDからプレイ可能で、1階フロアよりもミニマムベット額が低く設定されています。
少ない予算で遊べます
2階フロアはライブ中継のバカラや電子ルーレットなどが中心になっているので、ミニマムベットが低く設定されています。
各テーブルにディーラーを設置する必要がなく、その分人件費が抑えられるため、レートを低く抑えることが可能です。
上述しているとおり、ライブ中継のバカラなら1プレイ50香港ドル(約700円)、電子ルーレットなら1プレイ10HKD(約140円)から楽しめます。
レートを高くしない限り、2~3万円の予算があればかなり楽しめます。
カジノの醍醐味であるディーラーとコミュニケーションをとりながら楽しむことはできませんが、テーブルゲームを安く楽しみたい方にはおすすめですね。
また、カジノチップは1階・2階フロア共通で利用できるので、両方のフロアの雰囲気を楽しんで下さい。
カジノを楽しむ前にメンバーズカードを作ろう
シティ・オブ・ドリームス内のカジノで遊ぶなら、メンバーズカードを作成しましょう。
カジノで遊んだ金額やゲームの種類に応じてポイントが貯まる仕組みになっています。
貯まったポイントはカジノチップと交換してくれたり、シティ・オブ・ドリームス内の施設で割引特典が受けられるなどのメリットがたくさんあります。
グレードの高い順から『青・黄・赤・緑』のカードが用意されていて、グレードがアップすればするほど受けられる特典内容が充実していきます。
無料でメンバーズカードを作れます
メンバーズカードの作成は無料です。手続きも簡単で、パスポートを提示するだけですぐに発行してくれます。
年会費(更新料)も無料なので、一切費用はかかりません。
ポイントの貯め方
メンバーズカードのポイントは自動的に貯まっていきます。
テーブルゲームを楽しむ際はディーラーにメンバーズカードを渡して下さい。
あなたのプレイ内容に応じてポイントを付与してくれます。
テーブルを離れる際にメンバーズカードを返してくれます。
そしてスロットマシンなどの電子ゲーム機で遊ぶ場合は、メンバーズカード専用の挿入口があるので、そこに入れて下さい。
プレイした金額に応じて、自動でポイントを付与してくれます。
カジノ以外の魅力
シティ・オブ・ドリームスはカジノだけではありません。
その他に豪華なホテルや有名ブランドショップ、エンターテインメントショーなども用意されています。
高級ホテルに宿泊
シティ・オブ・ドリームス内には合計3つのホテルがあります。
5つ星クラスで791室もあるグランドハイアットマカオホテルや世界中に展開しているハードロックカフェの系列ホテル、さらには元はタイバの市街地にあった高級ホテルのクラウンタワーズホテルが移転してきました。
3D映像ショーや水を使ったアクロバットショー
その他にも、ドーム型の天井シアターを活用した3D映像ショーや水を使ったアクロバットショーなども楽しむことができます。
2歳から12歳までが楽しめるキッズ・シティーもあるので、家族みんなが楽しむことができる観光地と言えますね。
クラブや高級レストラン、カジュアルレストランからフードコートやカフェなどの飲食店も豊富にあり、観光するにはとても良い場所です。
マカオで家族一緒に楽しめるエンターテイメント施設を探しているなら、シティ・オブ・ドリームスがおすすめです^^
シティ・オブ・ドリームスの行き方
シティ・オブ・ドリームスはマカオのコタイ地区にあるカジノなので、アクセスはしやすいです。
無料シャトルバスやタクシーなどで向かうことができます。
無料シャトルバス
マカオの各主要スポットから無料のシャトルバスが運行しています。
關閘(ボーダーゲート)やマカオフェリーターミナル、タイパフェリーターミナル、マカオ空港、シントラホテル、タイパ官也街、アルティラ(VIP、宿泊客のみ)、ヴェネチアン、MGM、ギャラクシーから発着しています。
大体10~30分間隔で運行しているので、待ち時間を気にすることもありません。
シティ・オブ・ドリームスへ向かうだけでなく、旧市街地にアクセスする際にも便利なので積極的に活用しましょう。
主な乗車場所 | 運行時刻 | 運行間隔 |
---|---|---|
關閘(ボーダーゲート) | 9:05~0:30 | 5~18分間隔 |
マカオフェリーターミナル | 9:23~0:45 | 10~25分間隔 |
タイパフェリーターミナル | 9:25~0:25 | 10~30分間隔 |
マカオ空港 | 10:15~21:50 | 10~25分間隔 |
タクシー
もちろんタクシーも利用できますが、大半のタクシードライバーは英語が伝わりません・・・(汗)
中国語で会話をしなければいけないので、中国語が堪能でない場合は無料シャトルバスを利用する方が無難ですね。
どうしてもタクシーを利用したいなら、事前に中国語で行き先を記載したメモを持参して乗車することをおすすめします。
所在地: Estrada do Istmo (Coloane), Zona de Aterros entre as Ilhas de Coloane e da Taipa (Cotai) Macau
1)テーブルゲーム
クラップス、ブラックジャック、ルーレット、バカラ、シックボー、カジノウォー、カリビアンスタッドポーカー、3カードポーカー、3カードバカラなど
2)スロットマシン
コメント