2014年11月7日、自民党は議員立法で提出していたカジノ解禁法案に関して、今国会での成立を断念する方針を固めたというニュースが届きました。
法案審議の遅れが大きな要因
カジノ議連は今国会中でのカジノ法案の成立に向けて動いていましたが、女性閣僚の辞任や政治資金をめぐる国会運営の停滞により、法案の審議が大きく遅れてしまいました。
さらには、公明党などの議員の中にもカジノへの反対論が根強いということも審議を先送りする要因になったようです。
これらの状況を考慮して、カジノ議連側は、カジノ法案に関する審議する衆院内閣委員会の日程を確保するのが困難と判断して、今国会では最低限の審議時間を確保するという方針に転換しました。
継続審議とする方向に転換
その結果、今国会で法案に関する採決は行わず、継続審議とする方向で動いています。
少しでも審議を実施することで、次回の通常国会でスムーズに法案の成立する環境を整えたいという考えのようです。
次回の通常国会に持ち越し
今国会において、カジノ法案が成立することを期待していたのですが、女性閣僚の辞任や政治資金をめぐる問題などが浮上してしまい、カジノ法案どころではなくなってしまいましたね・・・。
カジノ法案のような議題に関しては、政府の最優先課題ではないため、今回のようにさまざまな問題が出てきた時には後回しにされる傾向があります。
来年に開かれる次回の通常国会では、今回のような問題が浮上せずに穏やかな環境の下でカジノ法案に関してじっくりと審議をしてもらいたいですね!
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