2014年5月14日、シンガポールにある2つのカジノ「マリーナ・ベイ・サンズ」と「リゾート・ワールド・セントーサ」が共に増益を果たしたというニュースが現地紙から届きました。
2つのカジノが共に増益
ゲンティン・グループが運営する「リゾート・ワールド・セントーサ」は、2014年第1四半期(1~3月期)の最終利益が2億5,760万シンガポールドル(約210億3,300万円)となり、前年同期比で77%もアップしました。
一方、ラスベガス・サンズが運営する「マリーナ・ベイ・サンズ」は5億4,770万シンガポールドルの最終利益となり、前年同期比で9.7%アップしました。
(マリーナ・ベイ・サンズ)
富裕層の増加が増益を後押し
リゾート・ワールド・セントーサの大幅な増益の要因として富裕層の顧客増加が挙げられます。一般の顧客より客単価の高い富裕層の来店数が増加したことにより、大幅な利益の増加が実現したようです。
収入の内訳では、カジノ部門では29%増の6億7,190万シンガポールドル、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールなどの娯楽施設では6%増の1億5,640万シンガポールドルとなっています。
(リゾート・ワールド・セントーサのカジノフロア)
ゲンティングループがアジア各国に進出
カジノ施設による大幅な増益を実現したゲンティン・グループは今後、アジア各国にカジノ事業の拡大に乗り出す計画になっています。
現在、韓国の済州島で25億シンガポールドルにおよぶ大規模なカジノ施設の建設を予定しています。ゲンティン・グループが運営するカジノが韓国の済州島に完成すれば、日本からもアクセスしやすいので楽しみですね!
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