2014年4月16日、マカオ政府博彩監察協調局が今年における第1四半期のゲーミング統計を発表しました。
マカオのカジノゲーミングによる売上は1,020億パタカ(約1.3兆円)に達し、その売上の中で、VIPルームからの収入が全体の63%を占める650億パタカとなりました。
平場フロアが全体の収益を支える
VIPカジノの売上は2011年に売上全体に占める割合で73%を占めたのが最高で、その後、2012年には69%、去年の2013年には66%と下降の一途を辿っています。
その一方、マカオのカジノにおいて売上に貢献しているのが平場フロアです。平場フロアでの収益が拡大して、2014年第一期のカジノ全体での売上では、過去最高額を記録することになりました。
(盛り上がるマカオカジノの平場フロア)
VIPルームと平場フロア
VIPルームではカジノ施設内にあるゲーミングフロアと隔離して静かで品のある特別ルームでカジノ楽しむことができます。カジノのVIPルームには、お金持ちの方や有名人の方など限られた方しか入室できない仕組みになっています。
そして、平場フロアとは通常のカジノフロアのことを意味します。
※VIPカジノに関する詳細ページ
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平場の収益がアップ
平場での売上が増加している要因として、中国本土のの新興中産階級の人々の来店数の増加が挙げられます。上記のようにVIPカジノの売上が減ることで客一人当たりの単価は減少していますが、その分新規の来店客数が増加して、全体の売上アップに貢献しているんですね。
今後も一般の新規顧客をどれだけたくさん集めて、平場フロアでの売上を増加させていくことが、さらにマカオのカジノ市場を拡大するための重要なポイントになりそうです。
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