2014年5月19日、アメリカのカリフォルニア州ナパバレーで大型カジノ施設を建設する動きがあるというニュースがブルームバークから届きました。
アレキサンダーバレーを拠点として活動している先住民族のミシェワル・ワッポ族がカジノを建設する計画が浮上しています。
一部の地元ワイン生産者が反対運動を展開
しかし、カリフォルニア州ナパバレーはワインの生産で知られている地域で、一部のワイン生産者がカジノ建設に対して反対運動を展開しているそうです。特にカベルネ・ソービニヨンなどのブドウ品種が栽培されています。
地元のワイン生産業者と自治体関係者はナパバレーの豊かな土地と環境を保護するために抵抗しているんですね。
(カリフォルニア州ナパバレー)
2009年に訴訟を提起
1958年に制定された法律によって、インディアンと呼ばれる先住民族には341人の同部族がカジノ施設の建設を認めれば、地元の承認なしにカジノを建設することができます。
ワッポ族は2009年にアメリカの内務省を相手取って、先住民族の地位回復を求める訴訟を提起しました。サンノゼの連邦判事が今年の7月に主張を聞いていましたが、依然として訴訟の判決は下していない状況になっています。
先住民にとってカジノは生活のための手段
インディアンの先住民族にとって、カジノは生活していくための大きな収入源となっています。現在、インディアンカジノの年間総収入は全体で約1兆6500億円に達していると言われています。
今後、ワッポ族と地元のワイン生産者での対立はどのように解決していくのでしょうか?
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