モナコ公国は、その大きさが1つの市程度である世界で2番目に小さな国家です。その為、車両等を手配すればモナコ中の観光スポットを1日で巡ることができるほどに、観光スポットの数も決して多くはありません。
ロマネスク様式の白石の大聖堂
しかし、そんな中でも必ずと言って良いほどルートに組み込まれる場所があります。それが旧市街地にあるカテドラル大聖堂です。カテドラル大聖堂は1875年に建築された、ロマネスク様式の白石の建物です。
モナコはその国名が修道士に由来するカトリックが国教の国家であり、大聖堂にもカトリックの雰囲気が色濃く反映されている事が特徴です。
(カテドラル大聖堂の外観)
グレース・ケリー妃のお墓も安置
内部には祭壇画や大理石製の司教座・祭壇等が見られ、歴史的価値の高い装飾等も多数設置されています。
また、元ハリウッド女優という異色の経歴を持つ、嘗てのモナコ王妃であるグレース・ケリーのお墓も安置されている場所として知られています。
(グレース・ケリー妃)
一般の挙式や音楽コンサートも開催
大聖堂はまた、現在でも宗教的施設として実際に使用されている側面も持っており、一般の挙式等が開催されている事もあります。1976年には大型のオルガンが内部に設置されました。この大型オルガンを使用した宗教音楽のコンサート等が行われるケースもあります。
定期的に開催されている催しとしてはミサがあり、7・8月を除く毎週日曜日に開催されています。観光目的での大聖堂の入場については時間が決まっており、8時30分から19時までとなっています。
ミサ等の催しが行われている場合を除いては、入場無料で観覧する事が出来ます。
(カテドラル大聖堂内) (カヴァイエ・コル仕様のアーレンオルガン)
【カテドラル大聖堂】
URL: http://www.cathedrale.mc/
所在地:4 Rue Colonel Bellando de Castro, 98000 Monaco
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